2014年2月24日月曜日

初スケート

先週は学期の中休みで子供たちが両方ずっと家にいました。というと、何か迷惑そうな響きですが、別にそういうつもりはなく、特にこれといって出かけもせず、のんびり過ごしました。ただ一つ、ソチ五輪に刺激され、家族で市内のスケートリンクに行ったので、今日はその写真を。

予想以上に(すごい予想していたけれどもそれを上回って!)子供たちがスベスベツルツル転びまくり、始めは使うつもりのなかった必殺技、「ペンギン君」登場。120センチ以下の子供用に、写真のようなペンギンがあるのです。アイラはこれを押しながら氷の上を移動。和馬の面倒だけみればよくなって、少し「氷の上で遊んだ」感がでました。

和馬もアイラも、オリンピックの選手がいとも簡単そうに氷上で踊ったりホッケーをしたりしているので、自分もすぐ滑れると思っていたみたいですが、それが「とんでもない!」ことだったと身を持って知ったのでした。この後、子供達のオリンピック選手を見る目が変わってました。それだけでも、スケートリンクに行った甲斐があったかも、ですね。

2014年2月17日月曜日

歴史の勉強

セント・エブス教会で3月15日に、第2回日英バイリンガル特別伝道集会をします。そのテーマは「赦し」。

第二次世界大戦で日本軍の捕虜になった3人の英国人男性を取り上げ、なぜ彼らが日本と日本人を赦すことができたのか、というところから出発して、彼らが従っていたイエス・キリストの赦しに光をあてたいと願っています。もう日本語の原稿はできあがりました。今、リチャードが英訳しています。パワーポイントを作ったり、プログラムを作ったり、まだまだ準備は続きますが、とっても良い会になる予感です!

この企画のために読んだ本の一部。一押しはアーネスト・ゴードン著、「クワイ河収容所」です。この本はもう中古でしか手に入らないのですが、アマゾンなどで買えます。復版になって「日本国民の課題図書」になったらいいのに、と思うくらい、良い本です。
  
 
最近の新聞記事。「The Railway Man」という、「死の鉄道」建設に従事させられた元捕虜の映画が最近公開されましたが、その捕虜の奥さんにインタビューした記事でした。この映画もあって、関心も高いと思うので、多くの方が会に来てくださったら嬉しいです。

 
 
 
原稿をまとめるために本を読んで思わされたのは、歴史を学ぶことの大切さです。何が起こったのかを知らないで、同じ過ちを防ぐことはできません。自分もこれからも本などを読んで学び続けていき、絶対子供達に教えていく、と決意した私です。今日本が進んでいる方向がどうも危ういですし・・・

イギリス全国から第二次世界大戦に従軍した部隊は沢山ありますが、ある部隊はヨーロッパ戦線へ行き、ある部隊は太平洋戦線へ送られて戦いました。太平洋戦線で従軍して日本軍の捕虜となった多くの兵士は、スコットランドとケンブリッジから送られていることが分かりました。今回、このことを調べるまで全然知らないでいたけれど、スコットランド出身の人とケンブリッジで会って結婚しているのに、「知りませんでした」では済まされないな、と思ったのも、これからも勉強していきたい理由です。

時はどんどん過ぎて、犠牲者が老齢で亡くなっていくので、確かに時間が経つのを待てば、過去の惨事はある程度「風化」されるものです。でもそれはとても怠けた、誠意の無い時間の過ごし方であると気付かされました。昔の国と国との戦争なので、個人レベルで今の私たちが「加害者意識」を持つ必要はもちろんないし、今私がイギリスに住んでいるからと言って、日本国民の代表かのように英国人に謝ったりはしないけれど、歴史を学び、真実を知る努力をしています、そしてそこから学ぼうとしています、という姿勢が、こちらの人から伺えるような生き方をしたいと思いました。(日本と英国の)両者が歴史を学び合い、その互いの真摯な姿勢から和解が深まり、過去の惨事が「風化」されるのではなく、両者の間で「消化」され続けていったら良いと思います。それが、「時代は変わったね」と本当に言える時だと思います。過去を知らないで昔の敵国人同士が国際結婚していても、「時代は変わったね」とは、少なくとも私は言えない、言ってはいけない、と思わされたモメ子でした。

2014年2月10日月曜日

最近の様子

日本は各地で大雪のようですが、こちらは各地で洪水です。オックスフォードも年明け早々に一度、そして2月に入ってまた、洪水で被害が出ています。雪も雨も大量だとホント困りますね。。。

そんな中、和馬は相変わらずサッカー三昧の日々。毎日、雨が降ろうが寒かろうが学校の休み時間に友達とサッカーをし、土曜日には地元サッカークラブの練習もしくは試合。
この間はオックスフォードの競技場に、念願のプロサッカーの試合を見に行きました。プレミア・リーグではなく、格下のリーグですが、地元オックスフォード・ユナイテッドとAFCウィンブルドンの試合を日本人の友達と父子二組で応援してきました。
昨日は教会の7時礼拝の牧師宅に招かれ(セント・エブスは大きな教会なので牧師が複数います)、テレビでプレミアリーグ観戦(アースナルVSリバプール)をしてきました。大のアースナルファン同士、相当盛り上がった模様です。年齢や国籍を超えて、やはりスポーツは友情の輪を広げるものなんだ、と感心する今日この頃。
ハーフタイム中と試合終了後には、こんなゲームもしてくれた、優しい牧師先生。
子供用のサッカーマガジンの付録についていた指相撲ならぬ指サッカーの人形。カーペットがピッチ、ブロックのゴールを置いて対戦。結構楽しいです。気合い、入ってます。
 
アイラは毎日服の上からシンデレラのドレスを着て遊んでいます。これは犬のぬいぐるみとピクニックをしているところ。
和風のお茶セットを持っていて、上のピクニックでも和菓子を広げているんですが、左の品々をアイラは何とよんでいるでしょう?答えは一番最後。
 
10日で夫は34歳。RFBは夫のイニシャルです。今日義妹宅で誕生会をしてきました。
私たちは、オックスフォードの大学院生(とその家族)と聖書を読む時間が幸せな日々です。来月の特別伝道集会の準備にも追われています。
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さて、上の写真の和菓子達。
左のお団子は「ロリポップ」
中央のどら焼きは「ハンバーガー」
右のモナカ(落雁?)は「ガーリック」
全部英語で英語圏の食べ物と化している!
モナカは、裏返すと中央の黄色い部分も無く真っ白なので、確かにニンニクに見えなくも無い。
しかし、和の心はいずこへ・・・と聞いていてショックを受けた私でした。
バイリンガルなだけでなく、バイカルチャル(二つの文化に通じている人)に育てる道は相当厳しいようです。ふぅ。
 
 

2014年2月3日月曜日

バレエ

アイラが今学期から、親にとっては「安・近・短」で嬉しいバレエ教室に通い始めました。我が家と同じ通りにある教会のホールで開講されているダンス・スクールの就学前クラスです。

初日、アイラをホールに連れて行くと、先生から「保護者の方は外で待ってもらってますが、今日は初めてなのでホールに残っていらしてもいいですよ。」と言われました。アイラはどうなのかな、と思って見ると、「ママ、いなくていいよ、外で待ってて。」とまことにあっけらかん。それならば、と外に出て、ホールのドアについている小さな丸窓から中を覗いていましたが、30分のレッスン中、それは楽しそうに眼を輝かせ、終始笑顔で先生のまねをして踊ってました。

本当に、こういうところも、和馬と全然違うんですよね。びっくりするほど。和馬は、初めての環境が大っ嫌いです。不安が顔にもろに出て、泣きそうな顔をして親にひっついています。慣れるまでに普通の倍以上かかる感じです。それから、和馬が3歳のころには、よく教会や児童館に連れて行って遊戯みたいのに参加してましたけど、彼は「じっと観察組」で、他の子と同じように先生のまねをして歌ったり踊ったりはしませんでした。それを後から家に帰ってやってたりするんですが、その場ではほとんどやらなかったです。同じ親から生まれてきて、何でこうも違うんでしょうね。


教会のママ友から譲り受けたユニフォーム一式。これを着れるだけでアイラは幸せ。

先生と、10歳くらいのアシスタントのお姉さんと、3歳、4歳児の生徒が5人の小さなクラス。


リボンを持ってクルクル回ったり

伸びたり

踊るの大好きです!