2012年5月31日木曜日

「あっ!」 じゃなくて 「a 」

私の娘と私は、親子だけど脳みその構造が違うなぁー、と思う時 ― それは、物を指して名前を言う時に、「あ」がつくことです。(注:英語の時。)「あ まん」、「あ かー」、「あ ばーど」等々、最近色々言いますが、これは気付きの「あっ!」じゃなくて、冠詞の「a 」なんですよ。これ、日本人の感覚じゃないですよね。なんか、言葉って、つくづく、単語を覚えればいいわけじゃないんだなー、、、なんて、子供が言語を習得していく様子を見ていて思う今日この頃です。

さて、私たちが邦人伝道師として働いているセント・エブス教会のホームページに、日本語のページがアップされました。もしよろしかったらご覧ください。
http://www.stebbes.org.uk/japanese

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最近、男の人を見かけると大声で 「a man!」と指さすのは止めて欲しい・・・
「a bird!」


2012年5月30日水曜日

ブラッシュ文庫


我が家には、「ブラッシュ文庫」があります。昔、両手で口をイーっと開きながら「学級文庫」と言いました?!学級文庫ならぬ、ブラッシュ文庫は、日本語のキリスト教書籍が殆どです。我が家に来た人が、何気なく本棚を見ると、一番目に付きやすい所に並んでいる・・・ように、配置しています。オックスフォードに来てから、既に4冊貸し出しました。私も全部読み返してみようと思っているところですが、今日は「地上に輝く星たち」(マナブックス)を子どもが寝てから一気読みしました。

「地上に輝く星たち」は、苦難から立ちあがった人々の短い実話集です。本書の前書きにありますが、この本のテーマは、苦難から立ちあがった人たちを褒めたたえることではなく、なぜ彼らは苦難から立ち上がることができたのか、彼らの力の源泉となった「お方」に読者の目を向けることです。私はこういう系の本、大好き。皆さんも是非読んでみてください。 

この本の最後に、クリスチャンの間では有名な、「あしあと」という詩を書いた人の話が載っています。もともと英語の詩ですが、日本語訳でもジーンとします:

「あしあと」マーガレット・F・パワーズ

ある夜、私は夢をみた。
私は主と共になぎさを歩いていた。
暗い夜空に、これまでの私の人生が映し出された。
どの光景にも、砂の上に二つのあしあとが残されていた。
ひとつは私のあしあと、もうひとつは主のあしあとであった。
これまでの人生の最後の光景が映し出された時、
私は砂の上のあしあとに目をとめた。
そこにはひとつのあしあとしかなかった。
私の人生で一番つらく、悲しい時だった。

このことがいつも私の心を乱していたので、
私はその悩みについて、主にお尋ねした。

「主よ。私があなたに従うと決心した時、
あなたは全ての道で、私と共に歩み、
私と語り合って下さると約束されました。
それなのに、私の人生の一番つらい時、
ひとりのあしあとしかなかったのです。
一番あなたを必要としたときに、
あなたが、なぜ、私を捨てられたのか、
私にはわかりません。」

主はささやかれた。
「私の大切な子よ。
私はあなたを愛している。
あなたを決して捨てたりはしない。
ましてや、苦しみや試みの時に・・・。 
あしあとがひとつだった時、
私はあなたを背負って歩いていた。」

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わたしは階段も自分で降りれます!
帰宅早々、「アイラを冒険に連れて行く。」と、乗り物二つを連結し、半強制的に妹を搭乗させた和馬。家の中をぐるぐると、引かれるアイラはこれまた嬉しそうに、二人で旅しておりました。

2012年5月27日日曜日

近況報告

アイラの成長① バギーに乗らずに散歩することも増えました。


アイラの成長②  ストローが不要になりました。ほんの2カ月前、日本にいた時は、目を離したすきにコップを手にしたら最後、文字通り浴びるように飲んでいたアイラですが、微妙な傾きの調節ができるようになりました。

 


教会の人とピクニック。今週からいきなり初夏の陽気です。


教会の伝道集会で「日本食」を作りました。70食分の照り焼きチキンのはずが、鳥の煮込み料理のように変化してしまい、冷や汗が。。。修行が必要です。

2012年5月24日木曜日

疲れか歳か

遂に昨日は寝込みました。吐き気とめまいと発熱で。ちょくちょく風邪をひいて不調になる夫と違い、私は、周りの人に「元気ねぇ・・・」とか「疲れない?!」とか言われるほどチョコマカと忙しく日々を送ってしまうのですが、たまに前兆なく疲れが限界を超えると、起き上がれないくらい絶不調になってしまいます。夫のように不調を小出しにしている方が賢いかも、と思うくらいに。多分、超低血圧なのも原因かとは思いますが、ここ数年絶不調の時は、起き上がると目の前が真っ暗になりかけて、床に倒れこむ、というような状態です。貧血ですかね。昨日一日寝て、今朝も友人に助けてもらって休んだお陰で、明日には普通に戻れそうな感じです。体調を崩すと、本当に健康のありがたさが身にしみますよね。主婦業も母親業も、体力勝負のところがあるので、いつも元気でいられるのは本当に恵みなんだ、と改めて神様に感謝した昨日と今日でした。ということで、今日は写真もなくもう寝ます。。

2012年5月20日日曜日

叔母さん?伯母さん?

5月13日、義妹に娘が無事誕生し、おばさんになりました。多分、伯母という漢字のおばさんになったと思うのですが、合ってます?!そして今日、姪っ子に会ってきました。ローズという名前です。小さくて柔らか~い!アイラの生まれたての時と似ていました。ずっと寝てました。こんなだったっけ、と赤ちゃんの感触を楽しんで帰ってきました。
ロージー、これからよろしくね。あんまり早く大きくならないでね。(と、無責任な願望。)
「カッコ!」「カッコ!」(抱っこ、抱っこの意味)とせがんで、念願の「ベイビー」を抱っこさせてもらったアイラ。かなり母性本能強いです。

愛しそうに頭をずっとなでていました。
私の赤ちゃん、と言わんばかり。
いとこができて嬉しいな!

2012年5月17日木曜日

カモの赤ちゃん

家の窓から運河が見えます。
今日、何気なく窓から外を見ていたら、何か見慣れぬ小さいものが!
カモの赤ちゃんが生まれたようです。
早速アイラと見に行きました。

かわいい~!!赤ちゃんを、かわいく造ると言ったって、こんなにかわいく造れる神様に脱帽です。お母さんが誇らしげなのもいいですね。


2012年5月16日水曜日

ライフサイクル

「ママ、ライフサイクルについて教えてあげる」と和馬。
「なーに?」あまり期待せずに耳を貸したら、蛙の一生について、英語で教えてくれました。

蛙は、卵(frogspawn)で生まれ、おたまじゃくし(tadpole)になる。足が2本生えると蛙の一歩手前(froglet)になり、4本足になったら蛙(frog)。その蛙が卵を産んだらパパとママになって、その蛙がまた卵を産んだら、グランパとグランマになるよ。

へー!!私の知らない単語(frogspawn と froglet)を二つも入れて、きちんと「ライフサイクル」を説明できる息子に、親馬鹿ながら感動。そう言えば、学校のカリキュラムに、ライフサイクルって書いてあったなぁ。こういうことを習ってくるのか、と思いました。私に知識を伝授してくれる頼もしい存在になりつつある、と息子の成長を感じた朝でした。

その和馬も、「熱があります」、と学校から電話があり、早退。赤い顔をして寝ています。先週末は、アイラが熱を出しました。ちょうど疲れが出るころでしょうか。無理をさせず、休ませてあげないと駄目ですね。

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近所の教会で、東日本大震災の募金をする、とのことで、お手伝いに行ってきました。お寿司やおにぎり、ケーキなどを売ったり、書道や折り紙コーナーで楽しめるようになっていました。
和馬の宣伝で結構売れましたよ!
私たちには、他にお手伝いに来ていた日本の方との嬉しい出会いもありました。

2012年5月11日金曜日

ゴスペル

ゴスペル ― 日本では歌のジャンルとして、人気がありますね。もともと、英語で、「ゴッド・スペル」(神の知らせ)、あるいは、「グッド・スペル」(良い知らせ)、それが転じてゴスペルとなったそうです。

ゴスペル(=グッド・ニュース)は、日本語では、福音(ふくいん)と言います。福音なんて、日常で使わないのでピンと来ないですが、とにかく良いニュースなんですね。

今日、我が家で聖書の会がありました。マルコの福音書の冒頭を読みました。「神の子イエス・キリストの福音のはじめ」という出だしでマルコの福音書は始まります。司会をしていた夫が、イエス様がこの世にいたこと、イエス様がなさった多くのこと、イエス様が死んだこと、復活したこと、それはまさにニュースだったんだ、と言っていました。

今も、ニュースは大事ですよね。忙しくても朝のニュースくらいは聞きたい。通勤電車の中ででも、新聞を読んでニュースを知りたい。そういう人は大勢います。そして、感謝なことに、日本でも、イギリスでも、ニュースはいつでもどこでも流れています。

今の世の中、自分の方から「イエス様の福音を聞きたい」と思っている人はそう多くはいないと思うのですが、この聖書のニュースも、聞きたい人がいる、いないは別にして、ニュースなのだから流れていないといけないんだな、と思いました。そして、オックスフォードの地で、日本語でこのニュースを流すために、私たちは神様にこの地に置いてもらっているんだな、と、そんなことを考えた夜でした。

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教会が週に一回、児童館のように開放されて、未就園児と母親が自由に遊べるようになっています。(初めに短いバイブル・メッセージがあります。)
すごく広く、贅沢なチョイスのある遊びやおもちゃの中から、アイラが毎週真っ先にやるのは、赤ちゃんの人形をベビーカーに乗せて散歩すること。先週は、私が他のお母さんと話していたら、そこらに落ちていた警察官のヘルメットをかぶって、勝手に遠くの方を歩いていました。
女の子はベビーカーを押すのが大好きですね。でも大体皆、他に面白そうなものを見つけると、放っておいて別の遊びを始めてしまいます。その間に、他の女の子が空いたベビーカーを押して行ってしまうこともしばしば。赤ちゃん誘拐しまくり、されまくり状態ですが、当の女の子達はあまり気にせず、手近な赤ちゃんを押せればそれで良いみたい。

2012年5月8日火曜日

近況報告


月、火、金の午前中、保育園に行くことになりました。火曜の午前と木曜の夜に我が家で聖書の会を開くことになったので、私がその準備や家事を集中してできるように。初日から全く問題なく、笑顔で通っています。写真で手にしているのは保育園で作った作品。




和馬もアイラも本が好き。
アイラはノンタン、和馬は探す系が最近のお気に入り。
幼稚園で進級祝いにもらった「どんくまさん」の絵本もよく読みます。


オックスフォード在住の日本人会主催の運動会に行ってきました。ハーフの子があんなに一堂に会したのを初めて見た、というくらい、国際結婚の人がいっぱいいました。(例外なく、お父さんがこちらの人で、お母さんが日本人。何でかな?!)写真は、兜を取る騎馬戦の様子。和馬、なかなか強かった!

 
こちらの学校に通い始めて3週間。クラス20人全員の顔と名前を覚えました。週末に友人の誕生会にも行ってきました。海賊の格好で、とのことで、写真の格好になりました。まだちょっと緊張しています。緊張のきの字も知らない妹と、性格を足して2で割れたらいいんですけどね。。。




私と夫と言えば、先週はベビーシッターを2度も頼み(こんなの初めて!)、一度は近所の聖書の会に、一度は教会の友人宅に食事しに、夫婦で出かけてきました。7時までに子供を寝かせて、ベビーシッターには7時過ぎに来てもらい、夕食を出して出かけ、10時ごろに帰宅しました。ベビーシッター文化って、日本に無いからドキドキしました!でも、また頼んで今度はデートしちゃおうかな。。。











2012年5月4日金曜日

牛乳と卵

牛乳と卵 ― アレルギーの話ではありません。
私たちに、乳牛や鶏を始めとして、家畜が与えられていることのすごさを、考えた事ってありますか。

なんで唐突にこんな事を書いているかというと、昨日行った聖書の会で、詩篇8篇を読んで、中学生の時の記憶が甦ってきたからです。

詩篇8篇には、こんなくだりがあります:

「人とは、何者なのでしょう。
あなた (神様) がこれを心に留められるとは。
人の子とは、何者なのでしょう。
あなたがこれを顧みられるとは。
あなたは、人を、神よりいくらか劣るものとし、
これに栄光と誉れの冠をかぶらせました。

あなたの御手の多くのわざを人に治めさせ、
万物を彼の足の下に置かれました。

すべて、羊も、牛も、また、野の獣も、

空の鳥、海の魚、海路を通うものも。」

カトリックの学校だったのに、進化論だけを当然の真理のごとく教えていた学校に通った私。でも、ある授業中に、先生の話もそっちのけで、こんなことを考えていたのを、今でもはっきり覚えています。それは、「人間だけが他の生き物と違い過ぎている!ただ偶然の進化を繰り返してきただけの産物だったらどうして???」ということ。
乳牛って、なんで自分の子牛の分以上に、まるで人間のためだけに生産するようにミルクを出し続けるの?鶏って、何で栄養たっぷりの卵を産み続けてくれるの?なんで、こんな、「人間のため」に存在してくれる、「家畜」というカテゴリーの動物がいるの??
ビーバーのダムや蜘蛛の巣もすごい「建築」だけど、人間だけが、なんで鉄筋コンクリートとかで建築してるの?人間って何なの?

別に誰にも尋ねなかったのですが、人間の存在が本当に本当に不思議でした。

22歳の時にクリスチャンになって、聖書の一番初めの書物、「創世記」を改めて読んだ時、まさに、目から鱗の体験をしました。神様が、世界を順々に創造したとき、人間を一番最後に、特別に造ったんですね。「あぁ、そうなんだ。やっぱり人間は他の動物とは違うんだ。」と、中学生の私が抱いていた疑問に、聖書から答えをもらいました。人間が必要とする食べ物や、住む環境なども全て考慮して、世界を造られた神様。そして、その世界を、人間が良く管理するように願っておられる神様。環境を破壊したり、動物を虐待したりするのは、人間の思い違いだけれど、やっぱり、人間は特別な存在なんだ、と、妙に納得したのです。

でも、私のような疑問を、既に神様にぶつけていた人もいたわけですよね。それが、詩篇8篇の、「人とは何者なのでしょう」です。私のように牛乳と卵から派生したというより、天地万物を造られた偉大な神様が、人のことを気にかけてくださる、そのすごさに不思議を感じていたわけですが。。。

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ちょっと前の写真ですが、歯磨きするのも人間だけ?!
ママ、私が隠れるのはカーテンの裏だけじゃないよ!





2012年5月1日火曜日

ことば

今日は、最近ちょっと楽しんでいる、和馬とアイラのボキャブラリーについて投稿します。

まず、和馬ですが、ピアニスト、とか、バイオリニスト、という言葉を知ってから、「イスト」を付けるのが好きな彼。親が徒歩で出かける時には大抵スクーターに乗っている自分のことを「スクータリスト」と称し始めたのが先月。むやみやたらに「イスト」を付けていても、とりあえず放っておいた私も良くないのですが、今日はウケました。パジャマを着ていた彼に、「ボタン、(自分で)できる?」と聞いたところ、「もちろん、僕はボタンニストだよ。」 すっごく涼しげに言うのがまたおかしく、「わっはっは」と笑ってしまいました。本人はごく真面目。

アイラは、音が逆さまになることが多いです。たとえば、何でも自分でやりたがる彼女ですが、「じぶん」が入れ替わって「ぶんじ」、「ぶんじ」を連発。こういう分かりやすいのはいいのですが、こちらが気付いてあげるまで時間がかかる時もあります。この間は、ソファーの前で「パンジャ」と訴え続けるアイラに、「???」。高い所によじ登って、両手を持ってもらって飛び降りるのが好きなので、この時も、まずソファーの上に登らせて、ジャンプさせてくれ、という意味だったんですね。でも、「ジャンプ」が「パンジャ」になるなんて!思いもよらぬオリジナルな日本語の発音に楽しませてもらっているこの頃です。