2014年6月17日火曜日

I See The Light

イギリスの学者であり小説家、キリスト教の伝道者でもあったC. S. ルイスと言えばナルニア国物語が有名ですが、彼は今でもその著作が「説教中最も引用される人」だそうです。先週のセント・エブス教会の説教でも、ルイスの本、「痛みの問題」(The Problem of Pain, 1940)と「悲しみを見つめて」(A Grief Observed, 1960)から、彼の言葉が引用されました。

私もルイスの言葉が好きです。本当に賢い人が良く考えてフレーズした言葉というんでしょうか、味わい深く、まさに言い得て妙、という言葉ばかり。

中でも好きなのがこれ:
"I believe in Christianity as I believe that the sun has risen, not just because I see it, but because by it I see everything else." - C.S. Lewis

これは英語のように格好良くは日本語に訳せませんが、意味を説明するように訳すとこんな感じです:
「私は日が昇ったのを信じるようにキリスト教を信じている。日が昇ったことは、自分の目でそれ(空にある太陽)を見ることができるということだけではなくて、昇った日の光によって、周りの物が見えるようになったということの両方から、信じることができる。それと同じように、私はキリスト教の教えそのものを自分の目で見ることと、また、キリスト教を信じることによってその他もろもろのことが見えるようになったということの両方から、キリスト教を信じている。」

いやはや、本当にそうだと思います。私も聖書に出会って、イエス・キリストを通して神を知って、本当にその他の色々なことが見えるようになりました。意味が通じるようになったというか。神がどんな方なのか、自分がどのような存在なのか、世の中どうしてこうなのか、歴史がどうやって動いてきたのか、自分はどこから来てどこへ行くのか、人生に意味はあるのか、などなど、それまでは見えていなかった、あるいは間違った視点で見ていたものが、見えるようになりました。霧が晴れたように。あるいは、視野が正しくシフトしたように。

と、ここまでは前置きでした。
今日の本題は、以上を踏まえ、読んでいただきたいと思います。

今私とアイラの中でヒットしている曲に、映画「塔の上のラプンツェル」の中に出てくる「輝く未来」があります。といっても、英語でヒットしているので「Tangled」の「I see the light」と言わないといけませんが。

この歌を英語で聴くと、なんだかキリスト教を信じた時の感動を歌っているように聴こえます。
イエス様はご自分のことを「わたしは世の光です。」(ヨハネの福音書8章12節)と言われました。だから、まるで「光であられるイエス・キリストが見えて、すべてが変わった」という「回心の歌」のようなのです。以下のサイトから聴いてみてください。下に、原語の歌詞と私訳を載せます。毎日大声で歌いつつ歌詞にうっとりしている母子の姿が見えてくることでしょう!ちなみに、「知恵」とか「知識」は代名詞にすると「she / her」になります。だからフリン(ユージーン)の部分も聖書的な解釈にこじつけようと思えばこじつけられます。。

http://www.youtube.com/watch?v=y9m38Kl-Rp4

I See The Light

All those days watching from the windows
All those years outside looking in
All that time never even knowing
Just how blind I've been
Now I'm here, blinking in the starlight
Now I'm here, suddenly I see
Standing here, it's all so clear
I'm where I'm meant to be

窓から外を眺めていたあの長い日々
自分は蚊帳の外で、遠巻きに世界を見ていたあの長い年月
その間ずっと、自分がいかに何も見えていなかったかすら、見えていなかった
でも今、こうして星空の下にいる
急に見えるようになった
ここに立っていると、自分が今、いるべき場所にいると確信できる

And at last I see the light
And it's like the fog has lifted
And at last I see the light
And it's like the sky is new
And it's warm and real and bright
And the world has somehow shifted
All at once everything looks different
Now that I see you

やっと、光が見えた
それは霧が晴れたよう
やっと、光が見えた
それは空が新しくなったよう
ほんわか心が温かく、でもリアルでまぶしい
何だか世界がシフトしたみたい
突然、全てが違って見える
あなたを知ったから

All those days chasing down a daydream
All those years living in a blur
All that time never truly seeing
Things, the way they were
Now she's here shining in the starlight
Now she's here, suddenly I now
If she's here it's crystal clear
I'm where I'm meant to go

夢を追いかけていたあの長い日々
ぼやけた世界に生きていた長い年月
その間ずっと、ものごとの真の姿が見えていなかった
でも今、彼女が星空の下に輝いている
でも今、彼女がここにいて、急に分かった
彼女がいるなら、自分が行くべき場所に向かっているのだと確信できる

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 この間、バレーの前に撮った写真。この笑顔、義理の母にそっくりです。
踊るのと歌うのが大好きなアイラ。これからもラプンツェル、一緒に歌おうね!

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