2012年5月30日水曜日

ブラッシュ文庫


我が家には、「ブラッシュ文庫」があります。昔、両手で口をイーっと開きながら「学級文庫」と言いました?!学級文庫ならぬ、ブラッシュ文庫は、日本語のキリスト教書籍が殆どです。我が家に来た人が、何気なく本棚を見ると、一番目に付きやすい所に並んでいる・・・ように、配置しています。オックスフォードに来てから、既に4冊貸し出しました。私も全部読み返してみようと思っているところですが、今日は「地上に輝く星たち」(マナブックス)を子どもが寝てから一気読みしました。

「地上に輝く星たち」は、苦難から立ちあがった人々の短い実話集です。本書の前書きにありますが、この本のテーマは、苦難から立ちあがった人たちを褒めたたえることではなく、なぜ彼らは苦難から立ち上がることができたのか、彼らの力の源泉となった「お方」に読者の目を向けることです。私はこういう系の本、大好き。皆さんも是非読んでみてください。 

この本の最後に、クリスチャンの間では有名な、「あしあと」という詩を書いた人の話が載っています。もともと英語の詩ですが、日本語訳でもジーンとします:

「あしあと」マーガレット・F・パワーズ

ある夜、私は夢をみた。
私は主と共になぎさを歩いていた。
暗い夜空に、これまでの私の人生が映し出された。
どの光景にも、砂の上に二つのあしあとが残されていた。
ひとつは私のあしあと、もうひとつは主のあしあとであった。
これまでの人生の最後の光景が映し出された時、
私は砂の上のあしあとに目をとめた。
そこにはひとつのあしあとしかなかった。
私の人生で一番つらく、悲しい時だった。

このことがいつも私の心を乱していたので、
私はその悩みについて、主にお尋ねした。

「主よ。私があなたに従うと決心した時、
あなたは全ての道で、私と共に歩み、
私と語り合って下さると約束されました。
それなのに、私の人生の一番つらい時、
ひとりのあしあとしかなかったのです。
一番あなたを必要としたときに、
あなたが、なぜ、私を捨てられたのか、
私にはわかりません。」

主はささやかれた。
「私の大切な子よ。
私はあなたを愛している。
あなたを決して捨てたりはしない。
ましてや、苦しみや試みの時に・・・。 
あしあとがひとつだった時、
私はあなたを背負って歩いていた。」

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わたしは階段も自分で降りれます!
帰宅早々、「アイラを冒険に連れて行く。」と、乗り物二つを連結し、半強制的に妹を搭乗させた和馬。家の中をぐるぐると、引かれるアイラはこれまた嬉しそうに、二人で旅しておりました。

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